ベロ付き納体袋とは?

====こちらのブログは2020/3/30に「ZENさんブログ」に載せたものを修正して再記載しています。====


先日、非透過性納体袋についてお話をさせていただきましたが、

普通の納体袋でチャックの部がネックになっている(チャック部分から漏れる)ので

ベロ付き納体袋を作りました。こちらは以前よりあるものですが、チャックを別のものに変えるんなど、試行錯誤しておりますが、(私がこれはと思ったチャックは納品の時たたんでしまうとチャックが折れて駄目だよ、と製造よりクレームがあり断念)

こちらがベロ付きです。

ファスナーの部分の下にビニールを一枚つける方法です。

このようにファスナーの下にビニールがあります(梨地ビニールの部分

しかし、これも完全かと言えば、袋をぎゅーと押さえれば、ファスナーの部分から空気が漏れます。
ないより漏れは防げると思いますが。

こちらは反対側についたものです

こちらはご遺体をいれてから反対側にベロを持ってくる方法です
ご遺体はこっちの方が入れやすいかもしれません。
ベロも長くできます。

画像でわかりにくいかもしれないので、私が作った画像で・・・・
(そのほうがわかりにくいかも?)

まず普通のベロ付き納体袋
 このようにファスナーの部分から漏れるのを防ぐため、ファスナーの下にベロ(ビニール)を片方だけ接着して、ベロンとなっています。(だからベロ付きなのか・・・)
絵ではブルーの部分です。
ご遺体をお納めする時はそのベロの隙間から納めます。
ベロは10cmくらいです。(絵はわかりやすいように広くしてあります)
上の写真の梨地ビニール(半透明)の部分です。

今度はベロが反対の納体袋
下の図の緑の部分です。ファスナーの下ではありません。
しかし内側に付けてあります。
それで遺体をお納めする時、ベロが邪魔になりません

遺体をお納めした後
ベロをファスナーの下に持ってきて、チャックするという方法です。
この場合の利点は遺体が納めやすいという事と、ベロが長くできるという事です。
ただ、それこそ、ベロンとしたもので横(短い部分)は接着していないので、横から漏れるかな?

この絵でご理解いただけたでしょうか?

私の考えでは漏れる漏れないの事であれば、普通のベロ付きにお納めした後、接着剤でベロと納体袋をくっつけてしまったらどうかしら?と思いますが・・・
また、そんな時が来たら嫌だな・・・・・