「メタロセン配合」とは、ポリマーやプラスチックの製造において、メタロセン触媒を使用して製造された樹脂を配合することを指します。メタロセン触媒は、従来の触媒に比べて高い制御性を持ち、より均一な分子構造のポリマーを作り出すことができます。この技術は、プラスチック製品の性能を向上させるために広く利用されています。
弊社ではポリ袋にメタロセン配合が多いため、ポリ袋を中心に説明をさせていただきます。
メタロセン配合の特徴
- 強度と柔軟性の向上
メタロセン樹脂は、分子の均一性が高いため、強度と柔軟性を兼ね備えた製品を作りやすいです。
従来はHDPE(高密度ポリエチレンーシャカシャカタイプ)で強度を強めていましたが、柔らかさがないのでメタロセンを配合した方が柔らかくなります) - 透明性の向上
フィルムや袋などに使用される場合、透明度が高く、見た目が美しい仕上がりになります。
HDPE(高密度ポリエチレンは半透明が多く透明度に欠けます - 薄膜化の可能性
強度が高いため、薄いフィルムでも十分な性能を維持できるため、材料の節約やコストダウンが可能です。
薄くても丈夫と各社メタロセンを使用するのはこのためです - 加工性の向上
メタロセン配合の樹脂は溶融特性が優れており、加工がスムーズで、製造効率を高められます。 - 環境への配慮
少ない材料で高性能を発揮するため、資源の使用量を削減することができます。
これが一番ではないでしょうか?薄くても丈夫、コストが削減できるということです
メタロセンとはどのような触媒でしょうか?
メタロセンとは、金属中心を有する有機化合物の一種で、ポリオレフィン(ポリエチレンやポリプロピレンなど)の製造に使用される高性能な触媒の一つです。特にメタロセン触媒は、その構造の特異性から従来の触媒と比べて高い制御性を持ち、均一で優れたポリマーを製造できることが特徴です。
メタロセンとは(ウキペディアより)
メタロセン(英: metallocene)とは、シクロペンタジエニルアニオン (C5H5−) 2個をη5–配位子として有する有機金属化合物の総称である。金属は必ずしも2配位である必要はなく、他の配位子が配位していてもよい。代表例としてフェロセンが挙げられる。金属名の語幹に語尾-オセン (-ocene) を添えて命名する。サンドイッチ化合物に含まれる。
なぜ重要か?
メタロセン技術を活用することで、従来製品よりも高品質で持続可能な製品を提供することが可能になります。そのため、環境問題が注目される中で需要が高まっています。
メタロセンを配合したポリ袋の紹介
メタロセンを配合したポリ袋は各社から出ています。
薄くても丈夫!をうたい文句に厚さが薄めの商品が多いです。
まだほかにメタロセン配合はあります。詳しくはお問い合わせからどうぞ
西川善株式会社の社長の西川寛です。西川善は地元では「善さん」と呼ばれ創業70年になります。
「包つんで創くって社会貢献」つまり「包創喜材業」です。
「善さん何屋さん?」と言われるほど弊社では多種な商品を取扱っています。
昨今、お客様のニーズは多種多様。「なるべく価格を押さえたい」「いやちゃんとした良いものが欲しい」「この商品でないとダメだ!」「私はここにこだわる!」などお客様のご希望に添えるよう努力してまいります。
「こんなもんないけー(金沢弁で「こんなものありませんか?)」と気軽にお問合せいただければ幸いです。
西川善株式会社
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