接木とは?
接ぎ木とは 2つの植物をつなぎあわせて、別の植物を作り上げる方法です。
それぞれの特徴を生かした植物が出来上がり、より良いものを作る目的です。
接ぎ木苗を買うと高いので自分で作ってみようかな?と思われる方もいらっしゃるのでは?
結構ハードルは高めですが、少しからチャレンジしてみたらいかがでしょう?
失敗を重ねて、より良い苗を作りましょう。
接ぎ木とは 2つの植物をつなぎあわせて、別の植物を作り上げる方法です。 目的は「病害の予防」「生育促進」「味の向上」「耐寒性」「収穫量」などいろいろです 例えば、病害に強い台木(下の木)に味の良い穂木(上の木)を組合せ、病気に強い美味しい野 菜を作るという目的です。 台木と穂木には相性がありますので、すべてがうまくいくとは限りません。
接木用資材(接木保持具)
接木と一口にいってもたくさんの方法があります。
こちらでは、接ぎ木苗を作る際にお手伝いをできる材料を紹介しています。
クリアピンチM(接木用クリップ)
キュウリ・スイカ・ゴーヤなどの片葉合わせ接木用
- 透明なので、接合状態を容易に確認できます。
- 柔軟性があり、台木と穂木の胚軸にやさしく、接合部を保持します。
- 穂木挿入時のすべりをよくする加工がなされています。
- 接合部分が丸くない為、茎のサイズに柔軟性があります。
お求めは弊社のショップポリマルシェヤフー店へ↓
ウリカホルダーM(接木用クリップ)
キュウリ・ゴーヤ・ウリ科の片葉合わせ接ぎに。接合部がきれい!
- 透明なので、接合状態を容易に確認できます。
- 茎保持部は苗の活着後、せり出ない形状なので接合部がキレイ。
- 指先で摘み開くときに使いやすく、持ち易い形状。
スーパーパートナー(接木用チューブ)
たくさん接木をする方や慣れている方に。
- 台木と穂木を切ってチューブに挿すだけの簡単な作業で接木が行えます。(トマトなど)
- 透明チューブなので、中の状態を確認しながら作業できます。
- 切れ目が入っているので、成長すると自然に落ちていきます。
弊社ではスイカ農家さまにこちらが一番使用させています。
≪ご注意≫下記の商品はプロ仕様(育苗業者様用)のため、厚さが厚く、長さは10mmと一般品より短くなっております。ご注意ください。
一般品 肉厚 約1.2mm 長さ 約15mm
プロ仕様 肉厚 約1.5mm 長さ 約12mm
スーパーパートナーSPC-1
内径 1.7mm
長さ 10mm
肉厚 1.5mm
入数 1000個
スーパーパートナーSPC-2
内径 2.0mm
長さ 10mm
肉厚 1.5mm
入数 1000個
スーパーパートナーSPC-3
内径 2.3mm
長さ 10mm
肉厚 1.5mm
入数 1000個
SPC-3のみ一般用があります。(在庫限り)
スーパーウィズ(接木チューブ添え木ホルダー付)
スーパーウィズは接ぎ木を、簡単に確実に行なえる器具として開発した製品です。 トマト・ナス・ピーマン用【14号・17号・20号・23号】があり、用途に合わせてお使い下さい。
- 上部がラッパ状なので穂木を挿入する際、切り口を痛めずスムーズに行えます。又、水滴が溜る為、穂木の乾燥を防ぎ活着性を高めます。
- 本体が透明なので、内部の活着の様子を確認でき、確実な接ぎ木ができます。
- 定植後、台木部からのわき芽の発生が極めて少なく、芽かきの手間が省ける為、作業労力が大幅削減されます。又、茎が太くなるにつれ、自然に外れるので取外す手間がかかりません。
- サイドに防ぐ添え木を立てる穴がついているので、苗の転倒防止に縛る必要がありません。
スーパーウィズはちょっと硬めのしっかりとしたタイプ
下記のジョインホルダーは柔らかいタイプです。
どちらも添え木を立てる穴が開いています。
ジョインホルダー
台木と穂木を切断面に合わせやすいように苗挿入用切断面合わせようガイド付き
支柱取り付け部分が割れ目から割れ目を被うように取り付けられているので、苗が成長し、保持穴からせり出した後も支柱取付部材の根元で苗を支えます。
シリーズサイズ | 対応茎径 | 全長 |
ジョインホルダー1.7 | 1.7~2.2ミリ | 13ミリ |
ジョインホルダー2.1 | 2.1~2.7ミリ | 13.6ミリ |
ツギピン(接木ピン)
ばばあ
≪参考≫写真は斜め継ぎですが、最近は平つぎにツギピンを使用される方が増えています。
ツギピンは径0.5mm・長さ15mmのピンですが、接ぎ木面をしっかり固定して活着率を向上させるため、素材にざらつきのあるセラミックスを使い、断面も円形ではなく六角形にしています。
- 作業性に優れており(接ぎ木時間の短縮)、チューブ接ぎに比べて約1.3倍の作業効率アップ(例)。
- 穂木、台木の太さが違う場合も接ぎ木が可能。
- 接ぎ木後に資材が残らないので環境にやさしい。
そんな声にお応えして、「接木おためしセット」(トライアルセット)を作りました
接ぎ木のヒント
- Q接木の時期はいつごろですか?
- A
苗木を使用する頃になります。2月~4月くらいが一般的です。
例:ナスやトマトは2月末~3月(地域によります)
きゅうりやスイカは3月中旬~(地域によります)
- Qどんな植物でもできますか?
- A
苗木を使用する頃になります。2月~4月くらいが一般的です。
一般には、きゅうり、トマト、ナスですが、弊社のお客様はすいかが多いです。特殊なところでは、お子様の自由研究に大根とキャベツの接ぎ木に成功した方もいらっしゃいます。
- Qどの接木資材が初心者には適していますか?
- A
クリップ式のものが扱いやすいですが、接着させることを考えるとチューブ式の方が成功率が高いような気がします。近年は接ぎ木ピンが人気です。
- Qどのくらいになったら接ぎ木をすればいいのでしょうか?
- A
軸が楊枝の太さぐらいになったらはじめ時と言われていますが。
保持具の孔径が14mm~23mmくらいなのでそのくらいの直径がよろしいかと思います。台木と穂木の成長具合が違う場合は、先に成長の遅いのから植えて始めるという方法もあります。とにかく台木と穂木の太さは揃えましょう。
- Qトマトの台木には何がふさわしいですか?
- A
こちらのほうは詳しくありませんのでタキイのホームページのこちらはいかがでしょうか?きゅうり、ナス、メロンスイカも載っていますご参考にしてください。
- Q接木が終わったらどのような状態がいいのでしょう?
- A
接いだ苗木はデリケートです。ここが大切です。
トンネルに入れ温度や日照を調整して管理します。
昼夜の温度差にも注意して一定の温度を保ちます。例:苗をビニールで密閉し、上からゴザをかける
3~4日温度を25~30度に維持
霧吹きなどで湿度を調整
5日から1時間ほど外気や採光をする
8日~10日で養生を終える例:家庭菜園では衣装ケースに苗を入れ蓋をしてダンボールで被せて遮光します。温度が下がらないように窓際に置き、それでも温度が上がらなければ保温マットなどを衣装ケースの下に敷きます。
湿度が高くなるとカビが発生しやすくなるので注意する。
西川善株式会社の社長の西川寛です。西川善は地元では「善さん」と呼ばれ創業70年になります。
「包んで創って社会貢献」つまり「包創喜材業」です。
「善さん何屋さん?」と言われるほど弊社では多種な商品を取扱っています。
昨今、お客様のニーズは多種多様。「なるべく価格を押さえたい」「いやちゃんとした良いものが欲しい」「この商品でないとダメだ!」「私はここにこだわる!」などお客様のご希望に添えるよう努力してまいります。
「こんなもんないけー(金沢弁で「こんなものありませんか?)」と気軽にお問合せいただければ幸いです。
西川善株式会社
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